『神々の狂想曲』 <第七章 神々の狂想曲>


エピローグ


大きな空間の中の小さな空間、次元―そう呼ばれるものに『それ』は降り立った。
好奇心と不安が入り混じるような表情で、あたりを見渡す。
その後ろに降り立ったのは少年と少女。
同じような表情できょろきょろ辺りを見渡す。

「エフ・・・本当にこっちでいいのか?」

「ん〜♪調べたのは私だけどなぁ〜。」

何者でもなかった『それ』――エフは明るい表情で振り返った。

「アルギズと一緒だから大丈夫なの!」

「それは心強い」

苦笑してくしゃくしゃと少年が頭をなでる。

世界は明るく、活気に満ち溢れていた。
そして、何より綺麗だと思えた。



3人はゆっくりと歩き出した。
今生きている世界を楽しみながら、

世界の 『中心』を探すために―――





神々が奏でる自由な音は気ままに陽気に奏でられていく。
これからも、気ままに陽気に―――そして、楽しげに。










『神々の狂想曲』  完






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