『神々の狂想曲』 <第三章 過去>
エピローグ
「HEY YOU!久しぶりだな!」
「誰だお前」
サンタ帽子をかぶったサングラスの金髪変人は笑った。
「何を言う!!親友に向かって!!」
「はぁ?」
これ以上かまってられない。
そう感じてアルギズはさっさと歩き出した。
しかし、その変人はしつこくついてくる。
「おいおいおい!ひどいぞ!我が友!」
「変人を友達にもった覚えはない」
アルギズはきっぱり言い切った。
「何を言う!!俺のどこが変人だ!!」
「まごうことなき変人だ。」
ガーンとショックを受けたかのような表情をする変人。
それを無視して歩くアルギズ。
「まてまてアルギズ!俺だ!コールだ!」
そのことばにぴたりと止まるアルギズ。
「コール?」
「そうだ!忘れたのか!!??」
忘れるはずがないだろう。
「本当にコールか?」
「HUHAHAHAHA!感動の再開だな!!」
そうかとアルギズは呟いた。
そしてためらいもなく顔面にこぶしを叩き込んだ。
そしてこれが、
アルギズ・A・F・ソウェルと
コールの再会だった。
<第三章 過去>完
<第四章 出会う真実>に続く
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