『神々の狂想曲』 <第一章 発端>
エピローグ
まだ日の光が上りきっていない・・・
暗闇が町を覆い隠し、誰もが眠っている無防備な世界。
その中でひときわ高いビルの先端にその女性はいた。
「さて」
ふわりと紅の髪が風になびく。
「どうでる・・・この世界・・・」
女性はふわりと飛ぶ、それは重力を感じさせないものだった。
そしてそのまま地面まで自由落下し、地面と激突する直前に姿を消した。
何事もなかったかのように世界は眠っている。
何も知らずに、眠っていた・・・
<第一章 発端> 完
<第二章 日常の狭間に>へ続く・・・
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