『神々の狂想曲』 <第一章 発端>


プロローグ


大きな空間の中の小さな空間、次元―そう呼ばれるものに『それ』は降り立った。
好奇心と不安が入り混じるような表情で、あたりを見渡す。


『それ』は何者でもなかった。


この空間に存在してはいけないはずのもの。

『それ』は確認するように手を動かす。


何も誤作動は起こっていないようだ。
世界は明るく、活気に満ち溢れていた。



その様子をうれしそうに見守りつつ、歩き出す。 『中心』を探すために―――

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送